2025年02月14日
お勧め洋書: The Chronicles of Narnia 『ナルニア国物語〜ライオンと魔女〜』
お勧め洋書: The Chronicles of Narnia
”The Lion, the Witch and the Wardrobe”
『ナルニア国物語〜ライオンと魔女〜』
ナルニア国物語は全7作。
この「ライオンと魔女」が第1章(1作目)です。
◆ 著者 C.S. Lewis C.S.ルイス
1950年に書かれたナルニア国をめぐる壮大な冒険のストーリー(ナルニア国物語全7作の1作目)
◆ あらすじ
大きなお屋敷に疎開しにきた4人兄弟Lucy, Edmund, Susan, Peter。
お屋敷でかくれんぼをしはじめ、一番小さいLucyが空き部屋の大きな洋服ダンスに入り込むと…
そこは雪国の別世界、ナルニア国が広がっていました。
ナルニア国は冷酷な氷の魔女が支配する、真冬の世界。
ルーシーはこのナルニアで心優しいタムナスさん(上半身は人間、下半身は山羊)に出会い、
彼からナルニアでは魔女の支配で何年も冬が続いていること、クリスマスも来ないことを聞きます。
次に、次男のEdmundがナルニアに入り込み、魔女に出会います。
魔女から”Turkish Delight”という今まで食べた何よりも美味しいお菓子をもらい食べてしまいます。
どうしてもそれを食べたくなってしまい、魔女の言うことを信じてしまいます。
その後、兄弟4人でナルニアの世界へ行き、素敵なビーバーの夫婦と出会いますが、
Edmundは抜け出して魔女の所へ行ってしまいます。
Edmund以外は、森の動物たちと王(ライオンのアスラン)と一緒に、魔女の支配からこのナルニア国を解放させようと闘います。
とても惹き込まれるお話で、まだ続編を読んでいませんが、何度か読み返したくなる本でした。
50歳を過ぎてしましましたが、児童書が大好きです☺️
大人の方にもぜひお勧めです✨
◆ 中学生の帰国子女クラスの課題図書『ナルニア国物語〜ライオンと魔女〜』にして皆読み終えました。
去年の課題図書”Wonder”に比べると、少し難しい言葉も含まれていましたが、みんなとても気に入ったようでした。
子ども達は何が善で悪なのかといった深い洞察もしていました。
また、”The Lord of the Rings”(指輪物語)が読みたいなぁとか、読書を楽しみにしてくれているのもうれしいです。
よく知られていることですが、この指輪物語の著者R.R.トールキンとナルニア国物語の著者C.S.ルイスは親友です。イギリスの同じ時代に偉大な作家2人が同じ大学で強靭をとっていたなんて、すごい偶然ですね。
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東京パスポート学院の帰国子女クラスは3クラス
海外に在住されていたお子様やインターナショナルスクールに通われていたお子様向けクラス
培われた英語力を維持し、さらに伸ばしていくことを目指します。
社会や理科、異文化理解の内容を含んだコースブックを使用し、豊富なトピックを通して英語のリスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの4技能を伸ばし、クリティカルシンキングも鍛えます。
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2025年02月13日
バレンタイン お勧め絵本 Roses Are Pink, Your Feet Really Stink

明日はいよいよバレンタインですね
Roses are red, violets are blue,
sugar is sweet, and so are you.
バラは赤く すみれは青い、
砂糖は甘くて、そして、あなたも。
これは有名な詩です。
バレンタインのカードによく使われます
バレンタイン お勧め絵本
❶ Roses Are Pink, Your Feet Really Stink

主人公のオポッサム(袋ネズミ)のギルバートのクラスでは、みんながクラスメートにバレンタインのカードを書いて渡します。
ギルバートは、バレンタインのカードに、
大好きなパティには、
Roses are red,
violets are blue.
Your eyes are nice, and I like you.
Gilbert
でも、ギルバートの鼻を赤くなるまでつねったルイスには”Your feet are big, and they really stink. (君の足はでかくて臭い)”と
自分の眼鏡をバカにしたマーガレットには”You wet your bed. I think that you have rocks in your head. (君はおもらししてる。頭がおかしいと思う)”と
意地悪なカードを書いて、ルイス宛をマーガレットからにして、マーガレット宛てをルイスからと嘘を書いてしまいます。
バレンタインはお互いのことを好きになる日なのに、
一体どうなるのでしょう。
❷ Counting Kisses
一番大好きな絵本の1冊です!
お母さん、お父さん、おばあちゃんたちが赤ちゃんの体のあちこちにたくさんキスをしていくお話です。
最後のキスが終わる頃には、幸せな気持ちで赤ちゃんが眠っています。
お子様に読まれるなら、ぜひ読みながらたくさんキスしてあげてください

❸ Little Gorilla
小さな赤ちゃんゴリラは、お父さん、お母さん、そして森の動物たちからもみんなに愛されています。
ところがある日、小さなゴリラはどんどん大きくなり、大きなゴリラに成長します。
大きくなったゴリラ...。
でも、それでもお父さん、お母さん、森の動物たちから愛されます。
生まれた時だけでなく、成長しても変わらず愛してもらえると感じられる絵本です。
❹ Lots of Hearts
シンプルな単語で、文中の単語が絵になっているPicture Reader。
自分で読み始めるのにぴったりのAll Aboard Reading シリーズの本です。
ちょっとミステリーなストーリーで、素敵なサプライズが最後にあります。
❺ Love You Forever ❸ Little Gorillaに似てますが、赤ちゃんからいくつになっても愛し続ける親子の愛を描いた絵本です。
お母さんは、いつも
”I’ll love you forever,
I’ll like you for always,
As long as I’m living
my baby you’ll be.”
と歌いながら、息子さんを優しく抱いて揺らします。
息子さんが自立して家を出て行っても...。
でも、お母さんがおばあちゃんになると、今度は息子さんがこの歌を歌いながら、お母さんを抱っこしてゆすります。
“As long as I’m living
my Mommy you’ll be.”と。
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東京パスポート学院では、2歳~年中さんを対象に、
「英語絵本おはなし会」を月に2回開催しています。
絵本を楽しみ、アートやゲームもしながら英語に触れます。
おかげさまで「親子 英語絵本おはなし会」は
2025年3月末まで定員になっていますが、
4月以降は空きが4名出ます。
ご興味がございましたら、お気軽に無料体験にお越しください。
2回無料体験後、お月謝3,300円/月2回
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タグ :英語絵本
2024年09月24日
お勧めリーダー シャーロックホームズ レベル1&3
人気のシャーロックホームズシリーズ。
有名な”The Emerald Crown”と”They Blue Diamond”はそれぞれ初心者用のレベル1で出版されていましたが、
昨年、この2話が1冊に入った”Sherlock Holmes and the Missing Jewels”がレベル3で出版されました
“The Emerald Crown”
英国王室のある人物が、5万ポンドを6日間貸してほしいと、金と多くのエメラルドでできた高価な王冠をロンドン最大手銀行に預けます。
銀行家のMr. Holderは王冠が心配で自宅で保管することにしますが、夜にその王冠についていたエメラルド3個がなくなっています。
いったい犯人は?
“Sherlock Holmes: The Blue Diamond”
ホテルのドアマンが偶然拾った帽子とダチョウ。
そのダチョウのお腹から、一週間前にホテルで盗まれた2万ポンドする高価なダイヤが見つかりました。
帽子を手掛かりにシャーロックは落とし主を推理していきます。
英語学習用のリーダーでは、負担なく楽しく読書が楽しめるよう、語彙や文法を各レベルで調整されています。
この”The Emerald Crown”の最初の文章では、
◆ Level 1 “Holmes,” I said one morning. “Come over here to the window.” There’s a very strange man in our street.”
◆ Level 3 “Holmes,” I said, as I stood at the window of our apartment one morning, looking down at the street below.
読みやすいレベルで、ぜひ1冊、シャーロックホームズを英語で読んでみませんか。
当校では12月にBook Monthを行う予定です。読書を通して英語を楽しみます。指定の本を来週には決定予定ですので、お楽しみに!
2024年07月20日
お勧めリーダー 1984 ジョージ・オーウェル Level 4
お勧めリーダー レベル4
“1984”
by George Orwell
この本はハマります⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
恐怖の監視社会
この本は75年前(1949年)に書かれ、タイトルの”1984”というのは「35年後の近未来」を書いた小説です。
◆ あらすじ
1984年は徹底した監視社会
24時間監視されているプライバシーもなく、各家庭や職場、至る所に“Telescreen”というテレビ&監視カメラが設置されています。
”Big Brother”という黒ひげのリーダーが率いる党が支配し、
街には至る所に”BIG BROTHER IS WATCHING YOU.”(ビッグブラザーは見ている)という文言と彼の顔のポスターが張り巡らされ、
そのポスターにも監視カメラが付いています。
党の批判を言うなんてもっての他、自由恋愛も禁止、”Big Brother”の意にそぐわないとすぐに逮捕され、拷問されます。
驚くことに親が寝言で党の悪口を言っただけでも、それを聞いた自分の子どもが党に親を密告するほどです。
主人公はWinston Smith。
彼の仕事は歴史の改ざん。
消された人は存在しなかったことに、
党が間違ったことを言ったとしても、常に党が正しかったとなるよう毎日毎日指示通りに事実の記録を変えていきます。
でも、心の中でこの党の体制に不満を抱いていました。
そして美女Juliaと出会い、禁止されている恋愛、密会が始まり、反政府の仲間になろうとしますが…
◆ Big Brother が作ろうとしている国は

“We have built a world of fear and suffering and hate. We shall destroy everything else.
We are destroying the love between child and parent, between man and man, and between man and woman. In the future there will be no wives and no friends. There will be no love, except the love of Big Brother.
私たちは恐怖、苦しみ、憎悪の世界を築き上げた。
それ以外は完全にぶち壊すだろう。
親と子の愛も、男性同士、男女の愛もすべてなくす。
妻も友人も愛もない未来になる。”Big Brother”への愛を除いては。
◆ 「1984」は、以前お勧め洋書で紹介しました「動物農場」の作者ジョージ・オーウェルさんの作品です。
「動物農場」は、1944年に書かれたロシア革命の風刺本。
こちらも恐怖政治を書いたかなり衝撃的な本でしたが、
「1984」は個人的には、「動物農場」を超えるほど衝撃的でした。
この国の各省の名前と実際行っていることが真逆なところも怖いです
⚫️ The Ministry of Peace 平和省 平和のために永遠と戦争を行う。
⚫️ The Ministry of Truth 真実省 Truthという真実とは真逆で、新聞や様々な文書を党の都合の良いように改ざんし、党は間違っていないと文書を書きかえる。
⚫️ The Ministry of Love 愛情省 法と秩序を扱う。警察権を持ち、個人の管理・観察・逮捕、裏切り者を拷問したり、処分する。
⚫️ The Ministry of Plenty 豊富省 食料や物資の配給を行いますが、絶えず十分ではありません。
もっとご紹介したい内容がたくさんありますが、ネタバレしすぎるので、この辺で控えます。
本当に、本当にお勧めです

2024年06月27日
英語絵本 Way Down Deep in the Deep Blue Sea/ Shark in the Park
英語絵本おはなし会の日
先週のおはなし会は海の生き物をテーマに
魚釣りをしたり、ウミガメのアートをしました。
英語絵本
❶Way Down Deep in the Deep Blue Sea
❷Shark in the Park
❶Way Down Deep in the Deep Blue Sea
この本の文章は、
“Way down deep in the deep blue sea, I spy a sea horse racing by me.”
“Way down deep in the deep blue sea, I spy a starfish dancing by me.”
というように、とてもリズムがよく、繰り返しが多いので、子ども達も心地よさそうに聞きます。写真❸
ストーリーは男の子がママと自分のために宝物を探して、海を深く深く潜っていきます。
深い海の中で、Sea horse(タツノオトシゴ)やヤドカリ(hermit crab)、ヒトデ(starfish)、sea turtle(ウミガメ)... といろいろな海の生き物に出会います。
Whale(クジラ)やshark(サメ)まで!
宝物を見つけて、最後は”Up, up, up from the deep blue sea, I find Mama waiting for me.”
最後のページのママに宝物を渡すところがオチになっていて、カラフルで素敵な絵本です
❷Shark in the Park
こちらもオチのあるおかしな絵本。Nick Sharrattさんの絵本は全部大好きです。
公園で新品の望遠鏡を試す男の子Pole。
望遠鏡からサメのヒレが見えて、
“THERE’S A SHARK IN THE PARK!” 公園にサメがいる!と叫びます!写真❸
まさかサメは公園にいないと思いながらも、「本当にサメ?」と子ども達はドキドキ次のページが開かれるのを待ちます☺
見えたのは猫の耳や、カラスの翼や、パパのリーゼントの部分だったり…
この本も韻を踏んでいて、英語が心地よいです。
次回は7月6日(土) 14時半~です。
ぜひ、お気軽に遊びに来てください。
2024年06月08日
A Cheese and Tomato Spider ブックプロジェクト
”A Cheese and Tomato Spider”はページの絵が上半分と下半分に分かれていて、
ちぐはぐな絵を楽しむ、しかけ絵本。
レモンと警察官の絵を合わせてレモン頭の警察官になったり、おばあちゃんの絵と火山が合わさって、頭が噴火してるおばあちゃんになったり
子ども達が大笑いする人気の絵本です!
この本を参考に、当校の生徒さんの絵でオリジナルの本を作りました。
1枚の絵を決まった大きさで自由に描いてもらうだけです。
“A smelly garbage bin”(臭いゴミ箱)と”a yummy parfait”(おいしいパフェ)が
組み合わさって、”A smelly parfait”(臭いパフェ)となったり、かわいいウサギのアイスができたり…。
生徒さんたちが60枚ほどの絵を描いてくれたので、
本当にたくさんの組み合わせが楽しめます

“A big mountain”、”a sad pizza”, “a scary ghost”
(大きい山、悲しいピザ、怖いお化け)
この3つの絵だけでも、このようになります

“A happy penguin”、 “Yummy ice cream/pizza”, ”A colorful lake”, “Yummy Anpanman”, “Scary Siren Head/ A scary person”,
などをちぐはぐに組み合わました

子ども達の絵は本当に素敵
2024年05月30日
英語絵本おはなし会 次回は6月8日(土)
英語絵本おはなし会
前回のおはなし会はカラーをテーマに
絵本と五感を使った遊びを楽しみました。
「五感を使った遊び」は幼児にはとても大切です⭐️
まだクレヨンも持ちづらい小さなお子様は、
ジップロップに小麦粉ペイントを入れてあげると、
指で感覚を楽しみながら楽しくお絵かきができます!
五感を使った遊びは“sensory play”
*sensory 感覚
小麦粉ペイントの作り方
ジップロップの袋
小麦粉 1カップ
お水 1カップ
食品着色料 ほんの少し
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、五つの感覚を使って、いろいろなことを覚えて、記憶していきます。
また、小麦粉ペイントのようなsensory play(感覚遊び)を通して、えんぴつを持ったり、ハサミを持つ運動能力が育っていきます。
読んだ絵本
What Makes A Rainbow?
Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
What makes a rainbow?
Rain☔️.
Colors – Red, Orange, Yellow, Green, Blue, Purple and....
Sunshine!☀️
次回は6月8日(土) 14時半~です。
ぜひ、お気軽に遊びに来てください。
2024年01月16日
お勧め英語絵本 ”AGAIN!”
2024年は”The Year of the Dragon” 辰年
辰年にお勧め英語絵本
“AGAIN!”
ストーリー
小さなドラゴンは眠る前にお気に入りの本を
お母さんのドラゴンに読んでもらいます。
*ドラゴンなのでパパかママか分かりませんが
ママが読み終えると、最初はかわいく“Again?”とねだり、
また読んでもらいます。

次は”Again!”、その次は”AGAIN! AGAIN!”...延々と。
だんだんママのドラゴンも眠りながら読み、
最後に眠ってしまいます

“AGAIN! AGAIN! AGAIN! AGAIN! AGAIN! AGAIN!
本の続きが読んでもらえず、チビドラゴンは癇癪を起して本を焼いてしまいました

英語ノート
ドラゴンが火を吹く
英語では”breathe fire”
コメント
幼児の子ども達は、やりたいことを素直にねだります。
教室でも、よく”One more time!” “Again!”という言葉がすぐに出始めます。
ですので、この本はぴったりでした。
でも、この本を読み終わった時に、”Again?”と聞くと、
“No.”という子たちのクラスと、"Again!"を連発するクラス、いろいろでした

タグ :英語絵本
2023年12月27日
お勧め英語絵本 ”Toot and Puddle” “I’ll Be Home For Christmas”
Toot and Puddleシリーズについては、以前にブログで紹介させて頂きましたが、
クリスマスがテーマのToot and Puddle “I’ll Be Home For Christmas”も素敵な絵本です

Woodcock Pocket という場所に仲良く暮らす二匹のブタさんPuddleとTootの物語
Tootは100歳の誕生日を迎えたエジンバラに住むおばさんに会いに行っていて、
クリスマスにはPuddleと住むボストンに帰ろうとしていますが、
雪嵐で飛行機が遅れてしまっています。
Puddleは、クリスマスカードやクリスマスの料理の準備など進めますが、
クリスマスカードにはTootがサインするスペースを開け、
ツリーはTootから、”Don’t decorate the tree without me. (ツリーは僕なしで飾らないで)、と
メールが来ているので、飾らずTootを待ち続けます。

クリスマスイブ、Tootはようやくボストンに着いても、雪が降る遅い時間に電車もバスもなく、
寒い雪道を一所懸命歩き続けましたが、もう進めなくなってしまいます。

Tootは、”I wish I was home in Woodcock Pocket.” 「ウッドコックポケットの家にいれたらなぁ」と思い、
その時Puddleも、”If only Toot were here.”と、
クリスマスの準備はできて外の雪景色はきれいで、あとは「Tootさえここにいてくれたらなぁ。」と思います。
そこで奇跡が起こります。
このシリーズは絵が本当に素敵で温かく、ストーリーもほっこりします。
クリスマスの絵本の中で、今年出会った”Toot and Puddle”の絵本がとても気に入りました。
2023年11月25日
お勧め英語絵本 ”Toot and Puddle”

冒険や旅行が大好きなTootと、
家にいることが大好きなPuddle。
好きなことは真逆ですが、
仲良くWoodcock Pocket という場所に一緒に暮らす二匹のブタさんの物語。
Tootは世界を見に行くと、1月から長い旅に出かけます。
Puddleは、家でいる方が好きなので、家に残って、Puddle帰りを待ちます。
それから12か月、それぞれ違う場所で過ごすことになりますが、
Tootは毎月、世界のあちこちからPuddleにお手紙を書きます。
そのポストカードがかわいいです。写真❷

Tootはアフリカでカバと友達になったり、南極でペンギンと友達になったり、
エジプトでピラミッドを見たりラクダに乗ったり、
パリでアートを楽しんだり、イタリアでご馳走を楽しんだり...
その間、Puddleも近所の凍った沼でスケートをしたり、泥遊びをしたり、
絵を描いたり、Woodcock Pocketでの生活を楽しく過ごしています。
全く違う場所にいながらも、二人はお互いのことを思っています。
Tootの手紙には、“Wish you could meet me at the Oasis.”(砂漠のオアシスで会えたらなぁ)
Puddleの方も、”He wished Toot were there to taste the pancakes.”(一緒にパンケーキを食べられたらなぁ)と…。
8月にもなれば、
“I miss you. Do you miss me?”
とだんだん寂しくなります。


11月には、Tootは、そろそろ帰るころだと思い、
PuddleはTootが帰ってくることに興奮します。
12月はお祝いの季節、二人は再開して乾杯し、同じ部屋で幸せに眠ります。

絵がとっても素敵で、心温まるストーリーです。
今の時期にぜひ読みたいお話です。
クラスで読むと、高学年の子ども達でも感情移入しているように聞いていました。
“Which character is more like you?” どっちのタイプ?という質問には、
即座に、”I’m like Puddle. I like drawing at home. I like drawing on rainy days and sunny days.” (僕はPuddleみたいで、家で絵を描くことが好き、雨の日も晴れの日も絵を描くのが好き。)とか、
“I’m like Toot. I want to travel.” (私はTootの方。旅行したい。)
など、いろいろな意見や行きたい国ややりたいこと、好きなことを話し始めてくれました☺️
Holly Hobbieさんの”I’ll Be Home For Christmas”の絵本も素敵ですので、また次回にご紹介したいと思います。