2025年03月07日
洋楽和訳 ① Summertime
当校の講師、Paulの好きなSummertimeの一節を訳してみました。

Summertimeは、黒人奴隷制度の時代、アメリカ南部で綿花プランテーションで働かされていた黒人の過酷な生活が背景になっています。
歌詞を理解することで、その曲の背景やメッセージを知り、より曲を楽しむことができると感じました。
シンプルな言葉で、質素な幸せな生活を描写する、
明るく幸せな歌詞なのに、メロディーが悲しげなのは、書かれた背景があったからのですね。
୨୧::::::::::::::::୨୧
Summertime and the livin’ is easy
夏の間、生活は楽になる
Fish are jumpin’ and the cotton is high
魚は飛び跳ね、綿の植物も育っている
Your daddy’s rich and your mama’s good-lookin’
父さんはお金があって、母さんはきれいだ
So hush little baby, don’t you cry
だから、静かに、愛しい赤ちゃん、泣くのはおやめ
୨୧::::::::::::::::୨୧

Summertimeは、黒人奴隷制度の時代、アメリカ南部で綿花プランテーションで働かされていた黒人の過酷な生活が背景になっています。
歌詞を理解することで、その曲の背景やメッセージを知り、より曲を楽しむことができると感じました。
シンプルな言葉で、質素な幸せな生活を描写する、
明るく幸せな歌詞なのに、メロディーが悲しげなのは、書かれた背景があったからのですね。
୨୧::::::::::::::::୨୧
Summertime and the livin’ is easy
夏の間、生活は楽になる
Fish are jumpin’ and the cotton is high
魚は飛び跳ね、綿の植物も育っている
Your daddy’s rich and your mama’s good-lookin’
父さんはお金があって、母さんはきれいだ
So hush little baby, don’t you cry
だから、静かに、愛しい赤ちゃん、泣くのはおやめ
୨୧::::::::::::::::୨୧
2025年03月07日
歌が英語学習に効果的な理由
東京パスポート学院で発行しているニュースレター、3月号のテーマは「好きな歌と歌詞」で書くことになりました。
当校でも2歳のお子様から英語の歌に慣れ親しんでいます。新しい歌を習った後、次の活動に
移っても、習ったばかりの歌をずっと口ずさんでいたり、歌にあった単語が出てきたら急に歌を思い出して歌いだしたり、歌は外国語学習の効果的な方法のひとつです。その大きな理由は3つあります。
1.動機付け Motivation
好きな曲を聞くことは何より楽しいですし、好きなアーティストの歌詞を理解したくなったり英語学習の動機付けとなり、学習意欲も向上します。私は学生の頃”Earth, Wind & Fire”が大好きで、”Let’s Groove”という曲の中の”You’re looking good. You’re out of sight.”から、”out of sight”には、「見えない所に」以外に「素晴らしい」という意味あると知りました。また、学習する言語を話す人や文化に好意を持って、自ら学ぼうとする「統合的動機付け(integrative motivation)」を持っている人の方が、利益的な目的のために学習する「道具的動機付け(instrumental motivation)」を持っている人よりモチベーションが長く続き、言語学習が成功しやすいと言われています。
2. 単語や表現が記憶に残る Meaningful learning vs Rote learning (有意味学習と機械的学習)
単語を単に丸暗記する無意味学習より、本や会話で使われた文脈とセットで覚える有意味学習の方が、ずっと記憶に残ることは何度か書かせて頂きましたが、音楽でも、メロディとフレーズが結びつくことで記憶が強化されます。昔よく聴いていたバンド”Everything But The Girl”の”Missing”という曲に”I miss you like the deserts miss the rain.”(砂漠が雨を欲するように、あなたが恋しい)という表現が素敵で、未だに心に残っています。
3. 英語が入りやすい! Lowering the Affective Filter 情意フィルターをさげる

私たちは教えられたことすべて受け入れられるのではなく、無意識に感情的に受け入れたいもの、受け入れられるものを取り入れて学んでいます。言語学習では、不安がなく、インプットがスッと入りやすい感情の状態が大切です。緊張や不安があると、英語を聞いてもフィルターの働きが高まってしまい、英語を取り入れられなくなります。音楽は心を開き、インプットを受け入れやすくします。
ビートルズやスティービー・ワンダーなどは分かりやすく、英語学習にお勧めです。
好きな曲でお勧めは、
Beatles: In My Life, Here Comes the Sun, Blackbird
Stevie Wonder: I Just Called To Say I Love You, What A Wonderful World
Simon and Garfunkel: Bridge Over Troubled Water, The Only Living Boy in New York
Bob Dylan: Knockin’ on Heaven’s Door
Sting: Englishman in New York
Cyndi Lauper: Time After Time
Bette Midler: Rose
ただ、有名なセリーヌ・ディオンさんの”My Heart Will Go On”でさえ、音だけ聞くと”I believe that the heart does go on”の部分は、
”the hot dogs go on”に聞こえたり、日本語の曲でも何と言っているか分からないことがあるように、
ネイティブでも英語の歌詞を聞き違えることもありますから、聞き取れないフレーズがあるのは当然です。
曲を楽しみながら英語も楽しんでください♪
当校でも2歳のお子様から英語の歌に慣れ親しんでいます。新しい歌を習った後、次の活動に
移っても、習ったばかりの歌をずっと口ずさんでいたり、歌にあった単語が出てきたら急に歌を思い出して歌いだしたり、歌は外国語学習の効果的な方法のひとつです。その大きな理由は3つあります。
1.動機付け Motivation
好きな曲を聞くことは何より楽しいですし、好きなアーティストの歌詞を理解したくなったり英語学習の動機付けとなり、学習意欲も向上します。私は学生の頃”Earth, Wind & Fire”が大好きで、”Let’s Groove”という曲の中の”You’re looking good. You’re out of sight.”から、”out of sight”には、「見えない所に」以外に「素晴らしい」という意味あると知りました。また、学習する言語を話す人や文化に好意を持って、自ら学ぼうとする「統合的動機付け(integrative motivation)」を持っている人の方が、利益的な目的のために学習する「道具的動機付け(instrumental motivation)」を持っている人よりモチベーションが長く続き、言語学習が成功しやすいと言われています。
2. 単語や表現が記憶に残る Meaningful learning vs Rote learning (有意味学習と機械的学習)
単語を単に丸暗記する無意味学習より、本や会話で使われた文脈とセットで覚える有意味学習の方が、ずっと記憶に残ることは何度か書かせて頂きましたが、音楽でも、メロディとフレーズが結びつくことで記憶が強化されます。昔よく聴いていたバンド”Everything But The Girl”の”Missing”という曲に”I miss you like the deserts miss the rain.”(砂漠が雨を欲するように、あなたが恋しい)という表現が素敵で、未だに心に残っています。
3. 英語が入りやすい! Lowering the Affective Filter 情意フィルターをさげる
私たちは教えられたことすべて受け入れられるのではなく、無意識に感情的に受け入れたいもの、受け入れられるものを取り入れて学んでいます。言語学習では、不安がなく、インプットがスッと入りやすい感情の状態が大切です。緊張や不安があると、英語を聞いてもフィルターの働きが高まってしまい、英語を取り入れられなくなります。音楽は心を開き、インプットを受け入れやすくします。
ビートルズやスティービー・ワンダーなどは分かりやすく、英語学習にお勧めです。
好きな曲でお勧めは、
Beatles: In My Life, Here Comes the Sun, Blackbird
Stevie Wonder: I Just Called To Say I Love You, What A Wonderful World
Simon and Garfunkel: Bridge Over Troubled Water, The Only Living Boy in New York
Bob Dylan: Knockin’ on Heaven’s Door
Sting: Englishman in New York
Cyndi Lauper: Time After Time
Bette Midler: Rose
ただ、有名なセリーヌ・ディオンさんの”My Heart Will Go On”でさえ、音だけ聞くと”I believe that the heart does go on”の部分は、
”the hot dogs go on”に聞こえたり、日本語の曲でも何と言っているか分からないことがあるように、
ネイティブでも英語の歌詞を聞き違えることもありますから、聞き取れないフレーズがあるのは当然です。
曲を楽しみながら英語も楽しんでください♪